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  3. UOS 関西 IT POWER UP FAIR 2018@大阪国際会議場 に行ってきました!気になるRPA、業務改善の今をリサーチ!

2カ月ほど前に以前務めていた会社の近くでお打ち合わせがあったので、先輩に会いに前の勤務先に行ってみました。
その時話題に挙がったのが「RPA(Robotic Process Automation)」。

RPAが今アツイらしい!

先輩の話によると、前の会社にてRPAの開発案件プロジェクトが動いているらしい。

RPAといえば

UiPath(ユーアイパス)

なようでした。

管理系業務の先輩の話によると、UiPathのセミナーはどれも高そう、とのこと。

ということで、RPAやUiPathについての無料&関西開催のセミナーを探しました。
もちろん、私もIT業務改善をやっていくにあたり、RPAというものをきちんと知っておきたいと思いました。

見つけました! UOS 関西 IT POWER UP FAIR 2018

開催日は、2018年9月11日。
お仕事の都合をつけ、先輩とともに行ってきました!

セッションは満席だったので、ブース展示で根掘り葉掘り聞いてしまおう大作戦で、以下のブースにお邪魔しました。

ブース展示

NO6.自社でRPAを活用した事務作業の自動化・効率化事例紹介

『働き方改革』や『人口減少』と言った企業が抱える多くの課題に対し、RPAを導入することで、事務作業の自動化・効率化を実現した自社のモデルケースをベースに展示、説明を致します。

【自社モデルケース】
作業負荷の高い月末月初の処理を平準化し、ワークライフバランスを実現
※使用ツール:UiPath

アソート株式会社

旅費交通費精算の際、事務作業としてそのA駅~B駅までの金額をネットの電車賃検索サイトにて検索し、結果の合否を出すという作業を、
Excel→WEB→Excel という一連の流れをUiPathで組まれたものを見せていただきました。
技術者の方がご親切に操作方法も簡単にですが、教えてくださいました。

RPAは完全に手作業がなくなるとは言えず、最後は人間の目でチェックするというのを入れるというのが、コンプライアンス的にも良しとされている。
24時間動き続けてくれるメリットは大きい。
ということでした。

UiPathの開発画面を見せていただきましたが、英語だし、For Each とかできてきていて、
最低限のプログラミングスキルが必要ということがわかりました。
UiPathのホームページを見ると、自習型のトレーニングができるレベルとして、
「主に基礎的なプログラミングスキル(.NET、C#、VB等)を持つ技術者」
という言葉が書かれていました。なるほどです。

UiPathの特徴としては、WEB画面の要素を解析してそのどのボタンを押すとか、どのテキストボックスに書き込む。等という指示を与えることができるということで、WEB画面を座標で取るRPAとの評価は断然上という感じでした!

こちらのアソート株式会社は、西明石の企業さんでご近所さんでした。

NO24.「今、注目されるRPA3製品を徹底解説!」

RPAに関わる構築ノウハウや導入実績ノウハウを蓄積することでRPAソリューションの推進、発展を図ることを目的とした団体になります。今、注目の3製品、WinActor、UiPath、Autoジョブ名人をご紹介致します。

【BAC】RPA研究分科会(働き方改革推進コンソーシアム)

UiPath

こちらのブースでは、UiPathの販売代理店であり、ゴールドパートナーである伊藤忠テクノソリューションズ株式会社の方が、UIPathの特徴について、詳しくご説明くださいました。

UiPathの価格体系なども参考になりました。
初期導入及び、1年間のライセンス料がかかるのですが、人件費と比べるととてもお安い。

導入費用(ミニマム)

為替の影響により、価格変動がある場合があるそうです。

Attended Robot(AR)  Node-locked(端末1台) \250,000 /Named User \150,000
Studio(開発) Node-locked(端末1台) \625,000 / Named User \375,000
(2018/09/11時点の資料より)

開発については、業務フローのヒアリングからということで、きちんと業務フローが決まっていて、例外の考慮が少なければ開発期間はかなり少なくて済むとのこと。
日本法人ができたので、そのうち開発画面も日本語対応になると思われます、とのこと。

Autoジョブ名人 国産RPAソリューション

そして、Autoジョブ名人は、ユーザックシステム株式会社の担当の方が、社内システムとExcelとの連携シナリオのデモを見せてくださいました。
開発画面は日本語!カテゴリ、処理区分、設定などと1行で1処理というのが、見やすくて直感的にも分かりやすい画面でした。
一緒に行った先輩はノンプログラマーなので、現場の人間がRPAの開発もできるのか、というところが一番のポイントでした。
こちらではループ処理は詳細設定画面の中で、細かい指示を書く必要があるようでしたが、Excelの最終行まで繰り返す、等というよく使う処理については、例文集というのを配布しているそうです。

そして、こちらのAutoジョブ名人も、HTMLタグ、UIタグを認識していますし、さらに画像認識もあります。
デスクトップ操作の場合は、例えばプログラムの実行ファイルexeのパスを書いてそれを起動する、というのもできるので、想像していた以上に簡単そうなイメージ。(Windowsタスクスケジューラの処理を書くような感覚。)

デメリットと感じたのは、ブラウザがIE11/10のタグ解析が可能で、EdgeやChromeは対象外というところ。

導入費用(ミニマム)

Autoジョブ名人 開発版 \600,000(年間ライセンス)
Autoジョブ名人 実行版 \180,000(年間ライセンス)

WinActor

残念ながら、デモのご用意がなく、YouTube見てください。といわれてしまいました。
なんやろー。私が女やから舐められた??というか、展示会やのに、YouTube見ろって。。。
またそのうち見ます。たぶん。

NO17.話題のRPA:AutoMateとMIMIX新機能のご紹介

安価で高機能なRPAソリューションとして好評なAutoMateを展示します。5250画面の操作や容易な自動化処理の作り方をデモをご覧いただけます。
またIBMiのBCPのスタンダード:MIMIXで新バージョンが登場しましたのでご紹介します。

三和コムテック

AutoMate

『AutoMate』は、業務自動化のエキスパートであるhelpsystems社(本社:米国ミネソタ州)が開発し、全世界で3000社の導入実績をもっているRPAソフトウェア。
UiPathは開発画面が英語なのに対して、AutoMateは日本語対応していました。
そして、AutoMateの開発画面の処理の書き方は、UiPathと似ている部分もありましたが、スマートで画面内に収まる処理数が多くて、開発者としては見やすい開発画面でした。

WEB画面の要素解析機能はあるそうで、問題なし。
こういうこともできるそうです!
・HTTP RequestによるWebサービスを利用した処理
・ODBC接続によるデータベース操作
・SMTP/POP/IMAPによるメール操作

そして、価格がポイント。

導入費用(ミニマム)

AutoMate Pro版 1台のパソコンでパソコン上のアプリを自動処理 ライセンス 699,000円 年額保守 144,000円

他の製品は年間ライセンスの形態ですが、AutoMateは次年度以降は年額保守料のみでよいそうです。

RPA 導入するなら?

作業が複数人同じことをしている場合などはRPA導入のメリットがすぐに感じられそうですね。
価格はシステム導入するレベルに比べたらはるかに安い。
開発も業務フローさえまとまれば、短期間にて可能。
Excelのみで完結できることならVBAで充分なのですが、
Excel・WEB・基幹システム・メールソフトなどの複数のアプリケーションを組み合わせて行う作業でルーチン作業となっている場合には、
人材不足の問題解決になり得る存在だと思いました。

開発業者の多いUiPathが一番注目度が高い!

開発業者の認定パートナー制度を取っているようで、すでに大手のシステム会社の名前が並んでいました。
開発者向け無料版「The UiPath Community Edition」があり、フォーラムもあります。
開発者が試してみたいと感じる要素が満載です。
そして、.NET系の開発経験がある方というのは、業務系システム出身が多いと思います。
私も.NET系の開発経験がありますので、とっつきやすい。
無料でお勉強すれば認定証がもらえるようなので、やってみたいですね。

コストメリットが二年目以降感じられるAutoMate

開発画面が日本語だし、小さく必要な情報が見やすい開発画面という作りが好き。
こちらも最低限の開発スキルがあれば開発はできるという感覚。
コストメリットが2年目以降に感じられると思います。
これから人気があがっていく気配がありますので、注意してみていきたいですね。

現場の方が開発するなら、Autoジョブ名人

ノンプログラマーのみで開発する場合は、例外処理やループ処理などをクリアできるかという問題がありますが、一度作られたものを少し改造したいというような場合には、現場のみで対応することも可能だと感じたのは、Autoジョブ名人のみ。
視覚的に分かりやすい開発画面であることは間違いなし!
国内で作られているので、日本企業のあるあるを理解しているところが強みだと思いますので、今後も成長していきそうですね。

RPA、これからどのRPAが中小企業のココロをゲットできるか、ですね。

 

RPA導入の前に、まずやるべきことは業務を整理すること。

まずは、業務整理をし、業務フローを見なおして、今あるアプリを効率的に稼働させることからです。
その先にRPAによる自動連携があるのではないかと思います。

企業にITの専門家がいないという企業もあると思います。
業務フローの見直しには、IT業務改善の専門家がサポートいたします。

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