先日、Webサーバ移転の作業を行いました。
Webサーバ移転といっても、いろいろパターンがあるのですが、このような形でした。
旧 | 新 | |
---|---|---|
ドメイン管理会社 | A社 | A社(変更なし) |
Webサーバ | B社 | A社 |
DNS設定 Webの転送先 (www CNAME) | C社(クラウドCMS) | A社(WordPress) |
メールサーバ | B社 | A社 |
この案件で、手こずったことが2つ。
1.複合機FAXのメール転送
FAXのメール転送設定の変更作業は、当初必要作業として考えていませんでした。
現場での確認作業をしている途中で、FAXのメール転送の話になりました。
このときは、訪問作業での環境確認を行うことができたのと、以前勤務していた会社で使用していた複合機と同じメーカーで
複合機の管理画面も操作も経験したことがあったので、最終的には環境設定を無事に完了することができたのですが、
リモート作業だと事態収束が難しかったであろうと思います。
今後、メールの移転作業を依頼されたときは、注意したい事項です。
2.WordPressとDNSの変更タイミング
作業の手順を、以下の手順で作業を行いました。
- Webサーバ切替 A社に
- DNS設定 Web転送 C社に
- A社 WordPressインストール
hostsを設定すれば、DNSを新サーバに変更していなくても、新サーバでのWordPressの導入作業ができると思っていて作業を行ったのですが、
www CNAMEは転送されてしまい、xxxxx.com の 管理画面に行きたくても、ログイン後のリダイレクトでC社に遷移してしまう、ということになってしまいました。
よく考えれば、当たり前のこと・・。後で気づいてがっくりきました。
結局は、サブドメインにてWordPress導入し、Webページ制作を行っていただいてから、本番への移行を行いました。
- DNS設定 Web転送 をデフォルトに戻す
- A社 WordPressインストール
- サブドメインのバックアップを本番にリストア
これで、なんとか本番への移行が完了できました。
そもそもの原因は、Webサーバの新規契約時に、「今、DNS設定を変更しますか?」というチェックボタンを「OK」としてしまったこと。。
気を付けないといけません。
サーバによって、いろいろ違いがあるなぁと改めて実感。
サーバ管理画面ももちろん、WordPressのインストール手順、DNS変更前の設定手順(IPアドレス非公開もある)、データベース関連の制約。
仕事の中で発見も多く、勉強させていただいています。